2011年11月アーカイブ

なぜ心拍数を測るの?

心拍数を測ることで、「運動の強度を高めると、心拍数が高くなる」という単純なしくみがトレーニングにとても役立ちます。 プロフェッショナルなアスリートやスポーツ愛好家は、以下のような理由で以前から心拍計によって得られるデータを利用してきました。

  1. 心拍計は車の「タコメーター」のようなものであり、運動の強度を正確に計測してくれます。
  2. 心拍計を使うと、理想的なペースでのトレーニングが可能になります。
  3. 運動中の心拍数を計測すれば、現在の自分のパフォーマンスを正確に知ることができます。
  4. トレーニングの進歩の度合いが分かるため、動機付けが高まります。
  5. 限られた時間内での運動の効果を最大限に高めます。
  6. 正しい方法でトレーニングを行っているか、能力は高まっているか、といった点について客観的な観察が可能になります。
  7. トレーニングの頻度と強度を調整するためのツールとして役立ちます。
  8. リアルタイムのデータをフィードバックできる心拍計は理想的なトレーニングパートナーです。

どんなしくみなの?

胸部に装着したトランスミッターが、心臓から発する電気信号(ECG)をキャッチし、 手首等につけたレシーバーにリアルタイムで送信し、ディスプレイに心拍数を表示します。

トレーニングを開始すると、あなたの心拍数はそのトレーニングの強度に比例して急速に高まります。 心臓は血液を肺(ここで酸素が血液に取り込まれます)から筋肉(酸素を燃料として燃やします)へ、そしてまた肺へと循環させています。 トレーニングがハードになると、筋肉が必要とする酸素の量が増え、 心臓は筋肉へ酸素をたっぷり取り込んだ血液を送り出すため、さらに懸命に働かなければなりません。 心肺機能が鍛えられてくると、あなたの心臓は一回の拍動でより多くの血液を送り出せるようになります。 その結果、筋肉が必要とする酸素を届けるのも以前より低い心拍数で間に合うようになり、 安静時の心拍数やあらゆる強度レベルでのエクササイズ中の心拍数も低下します。

「心拍トレーニング」を実践しよう!

「心拍トレーニング」とは、心拍数を目安に運動の強さをコントロールしておこなうトレーニングです。 例えばランニングでは、運動の強さは1km何分ペースといったスピードが目安として使われています。しかし、コースの距離がわからなかったり、起伏のあるコースでは役に立ちません。 その点、心拍数を強度の目安にすればどんな環境においても最適の強度で運動することができるのです。 まずは、自分の心拍数を観察するところから始めてみましょう!

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